一人静

March 8, 2018

先日読んだ吉本隆明さんの本。

そのなかで隆明さんが

「祭りや銭湯にひとりで行くのが好きだ。大衆のなかでひとりで過ごすと安心する。」

といったことを書いていて、それがひどく自分と一緒で嬉しかった。

 

この世のどこかに自分と同じような人がどうやらいる(いた)らしい。

そう思えるから読書をする。

 

つい先ほど、ふと読んだ銀色夏生さんのインタビュー。

「1人も友だちがいないから暇で退屈」

と書いてあった。

カラッとした調子でそれを言ったあと

彼女はこう続けた

「そういう風にしたかったと思う、私が」

と。

おそらく、彼女はそれがなぜなのか自分で知っていると思う。

 

そして隆明さんも、なぜ自分が大衆の中にひとりでいると安心するのか、

第三者的視点でもって淡々と説明できると思う。

 

止むに止まれずしてしまうこと

それがたとえ自分の表面的な態度や思考とは裏腹でも

つまりは自分が心の奥底で切望していることを

なぜそうなのか

きちんと余すことなく言語化することができたら

(それをヒトに説明する必要などないけれど)

のぞむ未来が手のなかにあると思います。

そして、楽に生きることができる。

「たづな」を手にするような感覚。

過去未来の一切合切が、いま、ここ、自分に接合する。

 

 

「一人静」は花の名です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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