器のことを考える
- iijima coffee
- 2021年9月18日
- 読了時間: 2分
皆さんはどんなことを考えながら器選びをするのでしょうか。
持っている器たちとの相性。何枚必要か、どんなシーンで使うのか。
似ているものはあるか。購入したら何をいれるのか。それから・・・収納はどうするか。
とはいえ、器に出会いを感じてしまう。運命すら覚えてしまう。
それくらい ’’ 器 ’’ が好き。
どれを聞いてもうんうん、と深く、ふかーく頷いてしまいます。
*中村恵子さんの器と牧野潤さんの器たち(パスタ皿のみ畠山雄介さん)

お客様との会話の中でよくある、これは何に使った良いですか?の答え?を今日は書いてみようと思います。
器は何を盛るか、どんなときに使うか。
すごく考えることは大事だと思う一方で、
欲しい形だからこそ、好みの形だからこそ、何にでも使ってみる!というのが回答の一つだったりします。
例えば、中村恵子さんのどんぶり。背も少し高めで大きめです。
とはいえ、麺類や丼ものは週にそう何度も食べないし。。。
それならば、思い切っていつものおかず入れてみてください!!
野菜炒めでもいいし、夏なら茹で豚。冬ならシチューや具沢山のお味噌汁。
和食も中華も。そして洋食でも◎
先程の写真のサラダを入れた真ん中の器こそ、中村恵子さんの大きめの丼です。

そのほか、この丼でよくするのはボウルとしての使い方。
おにぎりを作るときなどもとても便利です。


下ふたつは牧野潤さんの器ですが、盛るものでまた雰囲気がガラリと変わる気がします。
同じ器で同じ黒のはずなのに、キリッと見えたり柔らかいイメージになったり。


いつもの暮らしの中で、自分が使いやすい使い方をすることにより、
最初は少し見慣れない風景だったとしてもその人らしい食卓や暮らしが描かれるのではないかと思います。

器の面白さはそういった無限の可能性にもあるのかもしれません。
使い方こそ、個性であり自由である。
そして器を愉しむ気持ちが器を活かす一番の近道かもしれません。
*中村恵子さん、牧野潤さんの器は店頭、オンラインストアにてご覧いただけます。
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